登山靴の経年劣化で山行中に靴底が全て剥がれた

2006年
4月
性別 男性
年齢層 50歳代
登山形態 縦走

状況 奥多摩の鴨沢から雲取山を経て長沢背稜を三ツドッケまで縦走し、日原までを2日行程で歩く計画で入山した。

出発に際して、知人から譲り受けた布製軽登山靴を使用することにした。
鴨沢から登り始め、しばらくしたら徐々に登山靴の周りのゴムの部分がポロポロと欠けて行くのに気がつく。

七ツ石山付近を過ぎた辺りより右足の方はかかとの部分も離れスリッパ状態となり、仕方なしに右足の底を剥す事にする。

しばらくすると左足も同様の状況となり、凹凸の底が無い、ゴムだけのクライミングシューズ状態となる。

それでも歩き続けるとそのゴムの部分も剥がれて完全に無くなりいよいよ足裏に近い白いプラスチックの板が出て来た。

土と砂利とのプラスチックの接触でツルツルと滑って歩き辛い状況ではあったが何とか雲取山の頂上に立つ事が出来た。

翌日は長沢背稜の縦走は断念して往路を引き返した。

教訓・反省 知人から譲り受けた登山靴は長い間使用されていなかった。(日帰りハイキングで3~4回使用とのこと)

外観上はまったく問題はなかったのだが、おそらく使用しなくなってから長年月が経過していたものと思われる。

結果的にはゴム底部分の経年劣化が相当進んでいたのだと思う。積雪期でなくて本当に良かった。