ルートを安全に登る登攀実力不足の為、不安定な姿勢で危険なトラバースを強いられた。

2006年
9月
性別 男性
年齢層 50歳代
登山形態 クライミング(外岩)

状況 マルチピッチクライミングの3ピッチ目。正規と思われる直上するラインには残置支点が見あたらなかったため、ランナウトを恐れて直上はせず左にトラバースして逃げた。

しかし、逃げたトラバースラインはもっと悪く、10m近くランナウトし、かつ不安定な姿勢で危険なトラバースを強いられてしまった。

教訓・反省 そのルートを安全に登るためには登攀の実力が不足していたと言える。

たとえランナウトしても直上ルートの方が安全なのは判っていたが、直前の中間支点が不安定なピナクルに取ったものだったため、冷静に登ることができずに、思わず左にトラバースしてしまった。

逃げてはダメ。自信がなければ時間をかけてボルトを設置してでも確実な中間支点を取るべきだった。