バリ島サンライズ・トレッキング実施報告

10月14日(水)~20日(火) [6泊7日]の日程で、『県連創立50周年記念海外登山』として、バリ島(インドネシア)にある3つの山(バトゥール山1,717m、アグン山3,142m、バトゥカル山2,276m)及び、世界遺産やバリ舞踊などを、県連に加盟している9会24名(男性14名、女性10名)の参加で楽しんできました。

10月14日(水)
成田空港の集合時間8:30には、全員揃い、各自がチェックインを済ませ、両替(円→ルピア)をした後、出国手続きをして、搭乗口へ。
デンパサール空港では、旅行会社のお二人と合流し、直ぐチャーターバスを、今夜のホテルに向け暗い中を走らせました。
参加者全員が、これからのトレッキングを思い、高揚しているように感じました。

10月15日(木)
先ずは最初の『バトゥール山』に、24名全員でアタック!
下見した時のコースの逆を辿りました。ご来光とアグン山、バトゥール湖(世界遺産)の眺望を楽しみながら山頂へ。既に多くのハイカーで賑わっていました。全員で記念撮影し、『ナシゴレン(チャーハン)』の弁当を食べ、火口を一周して下山しました。
bali01

10月16日(金)
仮眠も不十分なまま、前日深夜に12名でホテルを出て、登山口へ。
『南十字星』を探したものの分からずじまい。土埃と強風に襲われ、急な岩場を登り、第1ピークに辿り着く。登山ガイドのアドヴァイスもあり、山頂(3,142m)は目の前に見えているが、この先のやせ尾根は危険ということで、止む無く引返すことを決意。
岩陰で強風を避け、登山ガイドが用意してくれた『バリコーヒー』に舌鼓みした後、岩場そして土埃舞う道を下りました。
夜は、ウブドの王宮にてバリ舞踊『レゴン』を楽しみました。

10月17日(土)
休養も兼ね、観光で過ごす。
バリで最も「絵」になる、湖上に浮かぶ荘厳な『ウルン・ダヌ・ブラタン寺院』を見たかったのですが、水が少なく、願いは叶いませんでした。
翌日の登山に備え、仮眠が必要なため、早々にホテルに向かいました。

10月18日(日)
仮眠も不十分なまま、前日深夜に10名でホテルを出、登山口手前で、登山ガイドのバイクの先導で登山口駐車場まで。コース変更のため、今回のコース概略説明を受けた後、歩き出す。植生を除けば、日本の山を歩いている感じです!
かなり急な樹林帯を登り、尾根に出た後は、小さなアップダウンを何度も繰り返して山頂へ。ご来光を仰ぎ、豪華な『ナシゴレン』の弁当を開きました。
明るくなった山頂で、記念撮影し、登って来た道をひたすら下りました。
夜は、バリ舞踊『ケチャッ』を楽しんだ後、ホテル近くのレストランで、一足早く帰国する4名も含めて、バリ舞踊を見ながら食卓を囲みました。
bali03

10月19日(月)
サヌールの浜辺を散策後、朝食をゆっくり楽しみました。
想い出と洗濯物そしてお土産を詰めたスーツケースを、ホテルロビーに残し、最終日の観光に出発。先ずは、バリ舞踊『バロン』を楽しみました。
その後、バリで最も美しい寺院の『タマン・アユン寺院(世界遺産)』を見学し、バリで最も美しいライステラス(棚田)が広がる『ジャティルウィ(世界遺産)』 で昼食を摂りました。心地よい風が通り過ぎていきます。
世界で一番美しい夕景スポットで有名な『タナロット寺院』では、干潮時のため、岩場周辺を自由に歩き回ることができ、夕日の沈む瞬間を待ちました。(皆さん、お気に入りの場所で、どんな夕日が撮れましたか?)
bali02

バリ島最後の晩餐を、免税店のあるビルにある中華料理レストランで満喫しました。
登山時の朝食弁当『ナシゴレン』よりも遥かに美味しい『チャーハン』と各種の料理を食べながら、連日味わった『ビンタン・ビール』を飲みながら、6日間を振り返りました。
デンパサール空港でも参加者各々がチェックインし、搭乗口に向かいました。
待ち構えていたのが、最後のハプニングでした! それは、搭乗直前に、『搭乗口の変更アナウンス』があったのです。最も奥の『9B』から最も手前の『1B』に変更に。ところが、実際は、『1A』でした。直ぐ機上の人となりました。

10月20日(火)
日が変わった深夜にバリ島を後にし、一路日本を目指しました。
穏やかな飛行を期待しましたが、激しい揺れに何度も襲われ、嫌な気持ちになりました。しかし、それが子守唄になったのか、いつの間にか深い眠りに入っていました。
まぶしい朝陽が迎えてくれました。九十九里上空で飛行機が旋回した時は、9年前の『県連創立40周年記念海外登山:雪岳山(ソラクサン)/韓国』のことが一瞬頭を過ぎりました。でも、天候は比較的良く、無事着陸出来ました。
入国手続きを済ませ、荷物を受け取り、想い出を胸に、家路につきました。

CL安彦 秀夫(東葛山の会)